スポーツ 名勝負
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[ 何もかも嫌になった時 ]
部活 合宿
それは寒い冬の出来事でした。
私は部活の合宿に参加しました。
他校の生徒も大勢集まって合同練習をする規模の大きい合宿でした。
8人部屋に別々の学校の見知らぬ生徒どうしが寝泊りし、4日間の生活を行うというものでした。
私たちは電車の乗り換えミスで到着が遅れてしまい、ぎりぎりの時間に合宿所に着きました。
もう他の学校の生徒は集合場所に集まっていました。
早く荷物を置いて自分も集合場所にいかなければ。
決められた部屋に入るとすでに他の学校の人の荷物が各ベッドの上に置いてありました。
私もベッドに荷物を置こうと空いているところを探しました。
・・・空いてないんですけど。
おかしなことに、すべてのベッドに荷物が置いてありました。
部屋を間違っているわけではないのに。
しかたなく、奥のタタミスペースに荷物を置いて集合場所へ向かいました。
というわけで、ハードな合宿生活が始まりました。
すぐにトレーニングは始まり、普段の練習に比べて体力的にも精神的にも刺激がありました。
そしてやっと本日の練習が終了。
ミーティングで自分の部屋が8人部屋で、部屋の人数が9人であることを知りました。
私は9人目だったのだ。
どこで寝るのだ。
と思ったわけなんですが、タタミスペースを使って9人目のために用意してくれてあったフカフカの布団で寝るというのを聞いて一安心でした。
しかも、同じ部屋の他のみんなはベッドの上でシーツが薄い、寒すぎる、と嘆いていた分、逆に私はついていました。
しかしこの後、別の件で悲劇が起こるのです。(続く)
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